妻「最近、変な人がうろうろしているらしいのよ。他の学校には乱入事件があったようだし」
住職「私たち一人一人もかかわっている問題だな」
妻「どういう意味?」
住職「お釈迦様は、私達の一人一人の欲、損得ばかり考える心が、社会の悪を作り出している、とおしゃっておられます。
確かに今の社会の犯罪の多さ、学校にも鍵をかけなければ安全でなくなった社会は、私達一人一人のお金中心という欲の心に無関係ではなく、私達の小さな欲の塊として社会の悪を作り出しているのかもしれないよ」
妻「ふ〜ん」
住職「だから、私もその一人にならないように、子ども達には、せめて両方の祖父の月命日には手を合わすようにうるさく言うのですよ。
又、仕事においても自分の役割と思い、命への感謝をもてる法事をご家族でおつとめするように勧めているのです」
妻「以前までは、法事を勧めるのに、お布施を要求しているように誤解されるのが嫌と言っていたのに」
住職「そうだったなあ!若い時と違って、仕事への思いと責任を感じるようになってくるのかな?
何より、聞く身になってきたかも?」
妻「住職は教える者という意識が出てくると、聞くべき事が聞こえなくなるから、
誰よりも聞く人、聞かねばならない者と意識することが何よりも大事も」
住職「住職になる少し前から発行しはじめた『ひじり』が昨年で百号。
訳の分からない文章を百も読んでくださった檀信徒、有縁の方々に感謝しなければ」
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